こんにちは、きゃねこです。
早いもので、もう6月も後半ですね。
先週末は、毎月楽しみにしている池坊のお稽古へ行ってきました。
今回挑戦したのは、池坊の伝統的な花形である「生花(しょうか)」。
しかも今回は贅沢にも、「カキツバタの一種生け」と「グラジオラスの一種生け」の二作品をお稽古させていただきました。
一種生けは、その植物が本来持つ美しさや出生(しゅっせい:自然の中で育つ姿)を一種類の花材だけで表現する花形です。
花材をごまかすことができない分、とても奥が深く、今回もたくさんの学びがあるお稽古となりました。
とにかく難しい!カキツバタの一種生け
先生と相談し、まずは今回のメインでもある「カキツバタの一種生け」から取り組みました。
以前から感じていましたが、カキツバタは本当に難しい花材です。
特に苦戦したのが「葉組(はぐみ)」。
カキツバタはそのまま生けるのではなく、一度葉をばらし、表裏や長さ、向きなどを考えながら組み直していきます。
葉先の向きひとつで印象が変わるため、とても繊細な作業です。
さらに、水際を美しくまとめながら、水辺に凛と自生するカキツバタの姿を表現しなければなりません。
これがなかなか思うようにいかず、
「この葉の向きでいいのかな?」
「高さのバランスは崩れていないかな?」
と、何度も立ち止まりながら考えました。
頭をフル回転させながら先生にご指導いただき、なんとか完成した作品がこちらです。

紫色の花がすっと伸びた葉の間から顔を覗かせる姿は、とても上品で美しく、完成したときは思わずほっとしました。
苦戦した分だけ達成感も大きく、「やっぱりカキツバタは難しいけれど面白いな」と改めて感じました。
鮮やかな存在感!グラジオラスの一種生け
カキツバタでかなり集中力を使い切った気分でしたが(笑)、続いてグラジオラスの一種生けにも挑戦しました。
グラジオラスは、鮮やかな花色と力強く伸びる縦のラインが魅力のお花です。
カキツバタとは全く異なる表情を持っていて、同じ一種生けでも考え方が変わってきます。
先ほどまで葉組や線の美しさに向き合っていたおかげか、こちらは花材の勢いを活かすことを意識しながら生けることができました。
完成した作品はこちらです。

鮮やかな赤色が目を引き、天に向かって伸びる蕾のラインも美しく表現できたのではないかと思います。
カキツバタの静けさや気品とは対照的に、グラジオラスには生命力あふれる力強さがあります。
同じ一種生けでも、花材が変わるだけでこんなにも印象が変わるのだと改めて実感しました。
最後に
今回はカキツバタの葉組から生け込みまで、自分で考えながら試行錯誤する時間がたっぷりあり、とても充実したお稽古になりました。
特にカキツバタは難しく、何度も悩みながらの作業でしたが、その分学びも多く、完成したときの喜びも大きかったです。
いけばなと向き合う時間は、日常の慌ただしさを忘れ、目の前の花だけに集中できる大切な時間でもあります。
終わる頃には心地よい疲労感とともに、気持ちもすっきりリフレッシュできました。
来月はどんな花材と出会えるのか、今から楽しみです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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