子どもの頃から、私は「喘息」と付き合ってきました。
今でこそ、長距離のお散歩へ出かけたり、休日に遠くまで歩いたりと、かなり自由に体を動かせるようになりました。
最近では「よくそんなに歩けるね」と言われることもあります。
でも、実は昔の私は、運動がとても苦手でした。
正確に言えば、「苦手」だったのではなく、“思うようにできなかった”のです。
今回は、そんな私が小児喘息と向き合いながら過ごしてきたこと、そして長い病院探しを経て、ようやく自分に合うかかりつけ医と出会うまでのお話を書いてみようと思います。
同じように喘息やアレルギーで悩んでいる方、病院探しに疲れてしまっている方の、少しでも励みになれば嬉しいです。
学生時代の私は、できる運動がかなり限られていました。
比較的やりやすかったのは、水泳やドッジボール、バドミントンくらい。
ただ、それすらも常に安定してできるわけではありませんでした。
季節の変わり目。
急な気温差。
少し空気が冷たい日。
それだけで呼吸が苦しくなってしまうこともありました。
学校行事も、思うようには参加できませんでした。
体育の授業、運動会や持久走大会、文化祭の準備。
みんなが楽しそうに走り回っている横で、私は見学をしていることが多かったのです。
もちろん、「無理をしないこと」が大切なのは理解していました。
でも子ども心に、「みんなと一緒にやりたい」という気持ちはずっとありました。
元気いっぱいに校庭を走る同級生たちが、本当にうらやましかったのを今でも覚えています。
大人になれば少しは楽になるのかな、と思っていた時期もありました。
ですが実際には、大人になってからも喘息との付き合いは続きました。
特につらかったのは、「ここなら安心して通える」と思える病院になかなか出会えなかったことです。
病院を変えてみたり、薬を変えてみたり。
「本当にこの治療でいいのかな」と不安になることも何度もありました。
それでも諦めずに探し続けて、ようやく今、安心して相談できるかかりつけ医に出会うことができました。
小さなことでも相談しやすく、こちらの話をきちんと聞いてくれる先生です。
「自分に合う病院を見つけること」は、本当に大切だと実感しています。
もちろん、今でも完全に何も気にしなくていいわけではありません。
ハウスダストや、クーラー内部のカビなどに反応して、症状が出そうになることもあります。
季節や環境によって、体調が左右される日もあります。
だからこそ、日頃のケアや定期的な通院は今でも欠かせません。
でも、適切なお薬を処方してもらい、きちんとコントロールできるようになったことで、生活は本当に変わりました。
昔は「できないこと」がたくさんありました。
遠出をすることも、長時間歩くことも、不安のほうが大きかったと思います。
それが今では、自分の足で好きな場所へ歩いて行ける。
季節の景色を楽しみながら散歩できる。
そんな“普通の日常”が、とても幸せに感じます。
喘息は、大人になったら完全に終わるものではないのかもしれません。
環境の変化で症状が出ることもありますし、油断できない病気でもあります。
それでも、良い先生と出会い、自分に合った治療を続けていくことで、できることは確実に増えていくのだと思います。
もし今、運動制限があってつらい思いをしている方がいたら。
あるいは、病院探しに疲れてしまっている方がいたら。
どうか、「自分に合う場所はきっとある」ということを伝えたいです。
私自身、長い時間はかかりましたが、諦めずに続けてきたからこそ、今こうして元気に散歩を楽しめる毎日があります。
これからも無理をしすぎず、自分の体とうまく付き合いながら、日々を楽しんでいきたいと思います。


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